「眼圧検査」は、眼球内の圧力(眼圧)を調べる検査です。眼が「まるい形」を保つためには、眼球内の一定の圧力が必要です(風船や柔らかいゴムボールを思い浮かべてください)。この圧力は眼球内の水分の量で自然に調整されていますが、水分量の過不足により眼圧に異常が起こり、視力障害の原因となります。通常の眼圧はノンコンタクトトメーターにて検査します。眼圧が高くなることで起きる代表的な病気が緑内障です。緑内障は高くなった眼圧により視神経が圧迫されて、視野(しや=見える範囲)が狭くなったり、一部が見にくくなる病気です。
眼圧が急に変化すると、自覚症状で異常を感じたらすぐに受診することが大事です。また、精密な眼圧の検査が必要な場合は、診察室でアプラネーショントノメーターを使っての検査となります。