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新年度が始まり、新入生や新社会人の方もそろそろ新しい環境に慣れてきた頃でしょうか。4月には多くの小中学校・高校等で「学校検診」が行われます。その結果をもらってきたお子さんも多くおられる時期です。学校の検診では視力に問題があるかないかを判断するだけのもので、通常の眼科でおこなっている視力検査とは内容が異なります。学校検診の視力はほとんどの学校が担任の先生や他の先生方がはかっており、眼鏡が合っているかどうかなどは、学校検診では分かりません。遠視のお子さんの場合には視力が出過ぎていても発見されないことが多くあります。 視力の評価がBであっても眼鏡の必要な場合もありますので、お子さんが黒板が見えづらいなどの症状を訴えた際には、眼科への受診をおすすめいたします。 なお、学校検診にて眼科での検査をお子さんがすすめられた際には、必ず学校から渡される視力検査の結果を書き込む用紙をご持参願います。当院にて検査させていただく記録をそちらの用紙に記入いたします。
学校の検診では学業への影響があるかどうかを短時間で検査するために、370方式と呼ばれる左記のような方法を採用しています。
当院ではご希望の皆様に視力チェックハガキをお送りしています。ご希望の方は受付にお気軽にお申し付け下さい。 ※このハガキは簡易な視力チェックを目的としています。異常があれば眼科での診察をお受け下さい。
お送りしている簡易視力検査付ハガキ
視力表と矯正用のレンズを使って行う、眼科において一番見慣れた検査です。 しかしその内容は近視・遠視・各種乱視の検査や、手元の見え方の検査など多岐にわたり、雲霧法(うんむほう=ぼかすことで正確な検査をする方法)、クロスシリンダー法(乱視の検査方法)などの技術をつかって正確な検査を行います。 また、この検査は自覚的屈折検査法とよび、患者さんの自覚的な見え方を基本とします。
検査をお受けになる患者さんには、まずイスに座って検査用のメガネをかけてもらいます。次に目の前にある視力表の大きい視標から順番に小さい視標へ※ランドルト環の切れ目の方向を答えていただきます。
白内障とは、水晶体と呼ばれる部分が濁る病気です。 細胞が生きていれば、当然死んだ細胞や栄養分の残りカスができます。眼以外の組織では静脈によってこれらを送り出していますが、水晶体には血管がないので老廃物があまり出ていかずたまりがちになります。 こうなると、透明だった水晶体が濁ってしまいます。これが白内障です。 白内障にかかる割合は、60代から多くなりはじめます。長く生活していればいずれはかかる病気と考えていいでしょう。
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