主な症状
結膜、白目の充血・痒みや目やにが多くなります。コンタクトレンズをお使いの方は、汚れやすくなりますので要注意です。
どんな病気?
結膜とは、いわゆる白目の表面部分と、上まぶたの裏側(白目と接するところ)と、下まぶたの裏側(白目と接するところ)をいい、この膜は外から異物が入ってくるのを防いでくれています。花粉やほこりなど、ある特定の物質に反応して、結膜が炎症を起こす病気をアレルギー性結膜炎とよびます。一般的に「花粉症」とよばれるものは、アレルギー性結膜炎の一種です。アトピー体質やコンタクトレンズが原因となる場合もあります。近年患者数が増大し、ドライアイとともに、眼の現代病と言われています。また、しばしば鼻アレルギーを伴いますが他人には感染しません。
Q&A
Q.検査のみの所要時間は?
A.約10分です。
Q.アレルギー性結膜炎は、人にうつりますか?
A.いいえ。この病気が他人に感染することはまずありません。他人に感染するのはウイルス性の結膜炎で、どんなに充血や目やにがひどくてもその原因がアレルギー反応によるものであれば、他人への感染はありません。
Q.人にうつるかどうかの判断は?
A.まぶたの腫れ、かゆみ、充血などをともなう場合があります。感染するかどうかはご自分での判断は難しいので、早めに眼科を受診してください。 ‣感染症のある結膜炎について
Q.アレルギー性結膜炎は予防できないのですか?
A.花粉症など季節性のアレルギーの場合は、あらかじめ抗アレルギー剤を使用することで、ある程度、発症を抑えることができます。 この予防法の効果は、もちろん個人差や症状の差はありますが、毎年のことでもありますので、症状のひどい方は早めにご相談ください。
コンタクトレンズやメガネ装用者へのアドバイス
症状がでたら、メガネの使用をおすすめします。どうしてもコンタクトレンズを使用しなければならないときは、まずは眼科で相談してください。コンタクトレンズが普段より汚れやすくなりますので、1日使い捨てソフトレンズ(1DAYタイプ)をおすすめします。2週間使い捨てソフトレンズを使用している方などは、季節性のアレルギー症状がでている期間だけ、1日使い捨てソフトレンズ(1DAYタイプ)をおすすめします。