主な症状
急激な眼のかすみや電灯の周囲に虹が見えることもあります。眼の奥の激しい痛み・頭痛・吐き気 ・充血をともないます。
どんな病気?
緑内障(りょくないしょう)は、眼圧(目の中の圧力)が上がった状態が続いて視神経が萎縮し、視力が低下したり、視野が狭くなったりする病気です。慢性の場合、初期の自覚症状は全くなく、見え方の異変に気付いた時にはすでに手遅れという場合もあります。進行すると失明することもある大変注意のいる病気です。眼科医の指導のもと、適切な日常的な管理が必要とされます。
Q&A
Q.検査のみの所要時間は?
A.約60分です。 ※視野検査の場合+10分
Q.どんな人が緑内障になるのですか?
A.白内障とともに眼の成人病と呼ばれる緑内障ですが、白内障と違って緑内障は老化現象ではありませんので、どなたにも起こりうる病気ではありません。一般的には緑内障には遺伝的要因が大きいといわれています。また、糖尿病、近視、高血圧の方も緑内障発症のリスクが高いといわれています。 いずれにせよ緑内障治療のカギは早期発見以外にありません。40歳を過ぎたら定期的な眼圧測定と眼底検査を受けたいものです。また、緑内障は怖い病気というイメージがありますが、適切な治療を受ければ十分コントロールできる病気です。
Q.眼圧が高くならない緑内障があると聞きましたが?
A.近年、眼圧値が正常かむしろ低いにもかかわらず、 緑内障と同じ症状が現れる「正常眼圧緑内障」が報告されています。眼圧を下げる必要はなくても、正常値を越えないよう点眼薬でコントロールし、通常の緑内障と同じように注意深く経過観察を行わなければなりません。
Q.視野が狭くなると見え方はどう変化するのですか?
A.緑内障特有の視野変化は、視野の真ん中にぽっかりと見えない部分ができるのではなく、周辺からじわじわと狭くなってきます。そのために最初は全く自覚症状がありません。症状が進むと欠損部分が大きくなり、横から急に車が来くるように見えたり、歩いていると人によくぶつかったりします。