生理的飛蚊症(せいりてきひぶんしょう)

主な症状

黒い物(虫・糸くず・輪)が飛ぶ・黒い物(虫・糸くず・輪)が見えるという症状がでます。

どんな病気?

生理的飛蚊症(せいりてきひぶんしょう)は、正確にいうと、病名ではなく、眼の前に黒い点がちらついたり、糸くずのようなゴミや、虫のような影が見えたりする症状のことを飛蚊症(ひぶんしょう)といいます。硝子体(しょうしたい)が年齢により濁るためにおこるとされています。飛蚊症はいろいろな原因で起こりますが、このうち加齢によるもので、病気ではないものを生理的飛蚊症と呼びます。

Q&A

Q.検査のみの所要時間は?
A.約60分です

Q.ゴミのように見えるものの正体は何ですか?
A.生理的飛蚊症のように治療の必要なない飛蚊症においては、硝子体をつくっている繊維物質が加齢により濁ったものとされています。

Q.生理的飛蚊症と診断されたら、もう受診しなくてもよいのですか?
A.目の前でちらちらしているものは、やがてその存在に患者さまが慣れてしまい、気にならなくなることが多いようです。その場合は定期検診なども必要ありません。しかし、急に数が増えたり、見えているものの形が変化したりというような場合は、すぐ眼科を受診するようにしてください。生理的飛蚊症は、病気ではありませんのであれこれ気になさる必要はありませんが、突然の病的変化を見逃さないためにも、時々白い壁などを見て目の前にちらつくものはないかチェックしてみるのもよいですね。

コンタクトレンズやメガネ装用者へのアドバイス

病気でない生理的飛蚊症は、基本的にコンタクトレンズもメガネも使用できます。

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