さかまつげ・睫毛内反(しょうもうないはん)・睫毛乱生(しょうもうらんせい)

主な症状

異物感・目やに・涙の量が多い・瞬きが多くなります。
まぶしがったり、痛みをともなう場合もあります。

どんな病気?

睫毛内反・睫毛乱生(しょうもうないはん・しょうもうらんせい)は、いわゆるさかまつげで、コロコロとした異物感を伴い、目やにや、涙が多くなります。瞬きが多くなり、まぶしかったり痛みを伴う場合もあります。睫毛内反(しょうもうないはん)は、まつげが内側(黒目の方)を向いている状態で乳幼児に多いとされます。睫毛乱生(しょうもうらんせい)は、まつげがいろいろな方向を向いている状態で老人に多いとされます。どちらもまつげが黒目や白目に触れることにより、角膜びらんや結膜炎を併発することがあります。

Q&A

Q.検査のみの所要時間は?
A.約15分です。

Q.乳幼児にさかまつげが多いのはなぜですか?
A.まつげは眼の周りの筋肉に支えられて生えています。小さなお子さまの顔は皮下脂肪が多く、この部分の筋肉がまだ発達していません。そのために、まつげが反らずに黒目の方を向いてしまうことがよくあります。成長して顔が引き締まってくると、自然に眼から離れる場合がほとんどですから、一般的には学童期まではあまり神経質にならなくてもよいでしょう。

Q.さかまつげに薬は不要ですか?
A.まつげの刺激により、角膜びらんや結膜炎を起こしている時は、治療のために目薬や軟膏を処方します。さかまつげそのものを薬で治すことはできません。

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