主な症状
角膜黒目部分の痛み・充血・涙。びまん性角膜炎よりも重い症状です。
どんな病気?
角膜の表面には、5層に重なる上皮細胞があります。角膜びらんは、上層の2~3層の細胞がめくれた状態です。皮膚がめくれたままで放置するとその部分が膿んでしまうように、角膜びらんを放置すると角膜に細菌などが侵入したり、角膜の実質と呼ばれる深い部分に傷ができたり、最悪の場合溶けてきます。原因としては、コンタクトレンズの誤った使用や、つき目によるケガ、糖尿病や眼の手術後でも起こる場合もあります。早急に治療が必要です。 ‣角膜の構造
Q&A
Q.検査のみの所要時間は?
A.約10分です。
Q.コンタクトを付けたまま寝てしまいました。痛みなどはありませんが大丈夫でしょうか?
A.びまん性表層角膜炎と同様に、コンタクトレンズをお使いになる方が増え、それにともない角膜の病気の原因がコンタクトレンズの誤った使用であることが多いようです。コンタクトレンズは、決められた装用時間を守りましょう。夜寝る前は、必ずコンタクトレンズをはずしましょう。「たった一晩くらい」との油断は大敵です。違和感や痛みがある場合は、早急に受診をおすすめします。 ‣眼鏡とコンタクトレンズへ