網膜裂孔・網膜剥離(もうまくれっこう・もうまくはくり)

主な症状

初期には飛蚊症(ゴミのようなものが見える)や光視症(フラッシュのような光が見える)の症状・視力低下・視野欠損(しやけっそん=見える範囲が欠ける)がおこります。

どんな病気?

眼球の最も内側にある壁にあたるところを網膜といいます。網膜はしばしばカメラのフィルムに例えられますが、この壁に孔(あな=深くえぐり取られた穴のこと)が開いてしまうことを網膜裂孔(もうまくれっこう)と呼びます。網膜裂孔を放置した場合すべての例ではないのですが、壁の穴から水が入りこみ、網膜が剥がれるといった網膜剥離(もうまくはくり)を発症する恐れがあります。網膜剥離が起こると、視野が欠ける「視野欠損」が起こります。一般的に視野欠損は、視野のはしから始まり、剥離が進むにつれて広がっていきます。近視の強い方、網膜剥離の患者が血縁にいる方、アトピー性皮膚炎の眼症状の強い方は注意が必要とされています。 ‣目の構造へ

Q&A

Q.検査のみの所要時間は?
A.約60分です。 ※視野検査の場合+10分 ※レーザー治療の場合+30分

Q.この病気を起こしやすい人は?
A.網膜剥離は、年齢的に発症の特徴があり、そのピークは、40~60歳代です。また、近視の人は一般に眼球の奥行きが大きく、その分だけ網膜が伸びて薄く破れやすくなっています。なかでも20歳代以降の強度近視の人に網膜剥離が多く見られます。網膜剥離の多くは、網膜に孔(あな)があく網膜裂孔から起こります。網膜がはがれる前には、飛蚊症などのサインが現れることが多いので、早めに受診することが大切です。万一剥離が起こっても、早期に治療すれば失明に至ることはほとんどありません。

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