米倉眼科の米倉院長がフリー情報マガジン「ぴーすまむ」内で目に関する様々な悩みにお答えしています。
2019年6月1日発行「ピースマムvol.46」に掲載された記事はこちら ↓
Q:プール授業の後に目が充血。水道水で目を洗って良いか?
学校のプール授業では、ゴーグルなしでプールの中で目を開けるように指導されます。しかし、終了後は毎回目が充血して痒くなるみたいですがなぜでしょうか。また、プールの後は水で目を洗っているようですが、あまり意味がないようです。正しいケア法とは?(7歳男の子ママ)
A:残留塩素の影響か。水道の洗眼も5秒をめどに
夏の風物詩、学校のプール授業が始まりますね。プールの水は、ウィルス性結膜炎などの感染予防の目的で、一定濃度の残留塩素を含むよう法律で定められています。
この塩素を含むプールの水が、目の表面に影響を与えるため、プール終了後に目が充血したり、かゆみを引き起こすと思われます。
終了後に水道水で洗眼をすることは、感染防止のためには必要なことです。ただし、水道水にも残留塩素が含まれているため、長時間の洗眼はお勧めしません。
「プール後の洗眼は5つ数えて」くらいが良いのでは。お友だちと数え合ってみましょう。楽しい授業になるといいですね。
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